今年は北国の大雪で始まり、新年早々から厳しい幕開けとなりました。
特に東北地方の日本海側、北陸地方の方々には大雪のお見舞いを申し上げます。
熊本も久しぶりに雪が降り、阿蘇では雪が積もってチェーン規制が掛かり、毎年恒例となっている阿蘇神社の初詣に行けなくなってしまいました。
そこで、今年は海の方にある神社にお参りをすることにしました。
お参りした神社は宇土半島の付け根にある、永尾剱神社(えいのおつるぎじんじゃ)です。
海沿いの道から56段ある古い石段を息を切らせながら上り、最後の9段の石段を上って石の鳥居をくぐると、
古い社殿があります。
手前にある土俵は、奉納相撲をするためのものでしょうか。
祭神は海の神様である海童神(わだつみのかみ)で、713年創建のとても古い神社だそうです。
今まで幾度となく海を眺めに宇土半島をドライブしたものですが、こんな古い神社があるなんて全く知りませんでした。
例年通り家内のお賽銭でお参りを済ませ、石段を降りていくと、途中で海が見えます。
眼下には、先にお参りをされていた方々が、海辺にたたずむ灯籠と鳥居に向かって歩いている姿がありました。
石段を下り終えて私たちも、堤防の階段を越えて海岸へ出てみると、
初めて見る不思議な光景に見入ってしまいました。
次に来る時は、潮が満ちて灯籠や鳥居が海に浮かぶ姿も、是非見てみたいと思えるような、不思議な神社でした。
そうそう、この神社は胃腸病にご利益と言われていますので、まるで私のためにあるような神社でした。
皆さまにとって、本年が実り多い年になりますよう、お祈りいたします。