2016熊本地震  それぞれの未来へ

熊本県土地家屋調査士会が発行した熊本地震の記録誌−「2016熊本地震 それぞれの未来(あした)へ」が、熊本県の「熊本地震デジタルアーカイブ」にアップされました。

熊本地震デジタルアーカイブ

2016熊本地震 それぞれの未来(あした)へ

これで、土地家屋調査士や法務局の方々だけではなく、どなたでも熊本地震の記録誌を見ていただけることになりました。

ダウンロードをして、ゆっくり閲覧することもできます。


ところで、ワタシはこの記録誌の原稿として、30ページほどの手記を書きました。

しかし、編集をお願いした会社との初会合で、そのスタッフから配布された記録誌の構成案は、手記の執筆者一人ひとりに記録誌の1ページずつを割り当てるというものでした。

この30ページうち1ページしか載せられないという案を見て、ワタシは思いました。どうにかしなければ・・・。

そこで、ワタシは原稿の手記を二つに分け、一つは断層に関する記事にし、一つは手記として纏め直すことにして、まず断層に関する記事を記録誌に潜り込ませました(「断層による亀裂と筆界」)。そして、断層に関する記事は手記ではないので、かなりのページを割り当てられました。

手記については、あとでどうにかしよう・・・。

編集会議を3回、4回と経るうちに、会長を含め11名の編集委員会で毎回あーだこーだと言っても話しがまとまらない。今後は少数の担当者に絞ろうということになり、気が弱いワタシは断ることができず、平田編集委員長、松村編集副委員長、赤星編集委員の三人とともに、編集小委員会のメンバーになりました。

そしてさらに、編集委員長と副委員長が会務などで多忙なため、暇な上に断ることがにがてなワタシは、編集の責任者のような立場を引き受けてしまい、忙しい赤星さんと二人で細かいところを詰めていくことになりました。

ところで、編集の責任者のような立場であっても、実際に原稿を修正したり、編集会社とやりとりをしたりしていると、編集委員長にほぼ近い権限を持つようになります。大将の背中に隠れて大将を操る策士のようなものでしょうか。編集委員が全員参加しているメーリングリストのやりとりで、二人を中心に編集を進めていきながら、ワタシの手記が最初の構成案である1ページから、最終的に7ページに増えるのには、そんなに時間は必要ありませんでした(「熊本地震が残してくれたもの」)。

ということで、ワタシのわがままをずいぶん押し込めた記録誌は、無事(?)完成しました。

とはいえ、30ページあった原稿の手記の3分の1くらいを削りましたので、今でも少し心残りです。

そこでこの場所に、削る前の原稿をアップしたいと思います。

案外、削った部分の話しの方が面白いかもしれませんよ。


熊本地震が残してくれたもの


地震は必ず来ます。

熊本地震を体験して、自信を持って言うことができます。

日本列島という地球でも1番不安定な場所に位置するこの国に住んでいる以上、いつどこで地震が起きても不思議ではありません。


もしかしたら、今夜大きな揺れがあなたを襲うかもしれません。

そのときに、少しでもお役に立てればと思い作った記録誌です。

土地家屋調査士の目線で作っていますが、司法書士の方や、一般の方にも興味が持てる、また役に立つ読み物にもなっています。

是非一度、ご覧になってください。

 

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