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最後に、作成したTIFFファイルが規格に合っているかをチェックしましょう。
作成されたTIFFファイルを右クリックして、
「Windows フォトビューアー」をクリックすると、
1ページ目が表示されます。
下の方にある右向きの[▲]をクリックすると、
2ページ目が表示されます。
確かに、一つのTIFFファイルに、2ページのTIFFファイルが格納されています。
これで、一番目の課題「一つのTIFFファイルにまとめる」がクリアできました。
では、解像度はどうでしょう。
[ファイル]をクリックして、
[プロパティ]をクリックします。
TIFFファイルのプロパティ画面が開きますので、[詳細]タブをクリック。
「詳細」の画面が開きますので、
画面を少し下げてみると、確かに解像度が水平方向も垂直方向も「400dpi」になっていることがわかります。
文字も、とても鮮明に表示されています。
これで、二番目の課題「解像度は、400dpi」もクリアできています。
なお、あるベンダーのソフトで作ったTIFFファイルが、この方法で解像度が400dpiと表示されたのに、法務局から規格に合っていないということで作り直しを指示された例が報告されています。
TIFFファイルのサイズはどうでしょう。
サイズについては、「図面TIFFチェッカー」という、オンライン申請に添付するTIFF図面をチェックするために開発されたフリーソフトで調べることができます。
作成されたTIFFファイルをこのソフトで開くと、次のように表示されます。
真ん中当たりに表示された「用紙サイズ」の右側に「A4 縦」と表示されていることがわかります。
なお、その右側に「【サイズが違います】」と表示されているのは、もともとこのソフトはTIFF図面がB4サイズであることをチェックするためのものなので、こういう風に表示されます。「B4ではない」という意味です。
これで、三番目の課題「サイズは、A4」もクリアできています。
最後に、TIFFファイルの圧縮方式はどうでしょう。
圧縮方式についても、「図面TIFFチェッカー」で調べることができます。
圧縮方式は、「CCITT G4」と表示されており、確かにG4となっています。
これで、四番目の課題「圧縮方式は、G4」もクリアできています。
ついでに、下の方の行に表示されている「ページ数」を見てみましょう。
そこには、「2ページ 【Multi-tiffです。】」と表示されており、確かに作成されたTIFFファイルがマルチTIFFファイルであることが、ここでも証明されました。
また、その少し上には、解像度が「400 dpi」と表示されています。
このように、「図面TIFFチェッカー」を使うと、規格のすべてをチェックすることができます。
ところで、その下の行に表示されている「データサイズ」を見てみましょう。
わずか 48.6KB しかありません。
今回法務局から指定された規格の中にはファイルの容量についての制限はありませんでしたが、これから多くのTIFFファイルを保存していくことを考えると、法務局でも小さなサイズのTIFFファイルが望ましいことは明らかでしょう。
この点からも、今回の方法はとても「よい」方法だと思います。
はい、自画自賛です。
なお、ここでは本題から外れますので「図面TIFFチェッカー」についての説明はしません。
興味のある方は、ここをクリック してください。
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