(2) PINコードの強度

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ここでは、PINコードの強度−−セキュリティ面から見てPINコードが安全かどうかの度合い−−について説明をします。

あなたのパソコンのセキュリティ環境や事務所の環境と、PINコードの使い勝手の良し悪しを勘案して、どの程度の強度のPINコードを使ったらいいかを考慮した上で、新しいPINコードを決めてください。

ちなみに、強度が強い(盗用されにくい)PINコードは入力がしにくい(使い勝手が悪い)ですし、強度が弱い(盗用されやすい)PINコードは入力がしやすい(使い勝手が良い)です。

なお、今更改めて言うことでもありませんが、パスワード(PINコード)は他のパスワードと使い回しをしないことが大切ですので、電子証明書専用のパスワード(PINコード)を使ってください。

多くのパスワードを管理するのが大変だという方は、「 ID Manager 」がおすすめです。


パスワード(PINコード)を変更する途中で、新しいパスワード(PINコード)を入力していると、その下に赤色や青色の表示とともに、「弱」「強」という文字が現れます。

これがPINコードの強度を表しています。

1.赤色「弱」

次のように、赤色の表示はPINコードが弱いことを示しています。

例えば、数字だけ入力すると、数十桁の数字でも赤色の「弱」と表示されますし、アルファベットの小文字だけとか、アルファベットの大文字だけの場合も、同じ表示です。

また、数字とアルファベットの小文字・大文字などを混ぜた場合でも、7桁以下のPINコードでは同じ表示です。

ですから、数字だけ、アルファベットの小文字だけ、アルファベットの大文字だけのPINコードや、7桁以下のPINコードは使わない方がいいでしょう。


2.青色「中」

青色の「中」は、まあまあ安全という程度のPINコードです。

例えば、数字にアルファベットの小文字を加え、8桁以上のPINコードにすると、この表示が出ます。

割と安全で、使い勝手もいいですので、小規模の事務所で、パソコンにセキュリティ対策を施している方におすすめのPINコードです。


3.暗い緑色「強」

暗い緑色の「強」は、安全なPINコードです。

例えば、数字、アルファベットの小文字、アルファベットの大文字など、3種類以上の英数字記号を混ぜ、8桁以上のPINコードにすると、この表示が出ます。

安全ですが、使い勝手が少し悪いです。もし使う場合は、アルファベットの大文字と大文字を混ぜるよりも、数字+アルファベットの小文字+記号(,./\^-など)を混ぜる方が[Shift]キーを押さずにすみますので、使い勝手がいいのではないかと思います。

使い勝手よりもセキュリティを優先する方におすすめのPINコードです。


4.明るい緑色「強」

明るい緑色の「最強」は、最も安全なPINコードです。

例えば、数字、アルファベットの小文字、アルファベットの大文字など、3種類以上の英数字記号を混ぜ、14桁以上のPINコードにすると、この表示が出ます。

最も安全ですが、使い勝手が大変悪いです。

セキュリティを最強にする必要がある方におすすめのPINコードです。


以上、あなたの環境と好みに合ったものを使ってください。

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