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次に、申請用総合ソフトが起動できない場合のデータの復元方法について、説明をします。
申請用総合ソフトが立ち上がらないときは、ソフトの復元の機能を使ってデータを復元することはできません。
そこでこんな時は、バックアップファイルをデータファイルに直接上書きコピーすることで、データを復活させます。
やってみましょう。
ところで、申請用総合ソフトが起動できない場合は、少なくとも次の3つのパターンが考えられます。
順に見ていきましょう。
例えば、申請用総合ソフトを使っていて、突然停電になってパソコンがシャットダウンしたときのように、申請用総合ソフトが正常に終了されなかった場合、パソコンを起動し直して申請用総合ソフトを使おうとしても、申請用総合ソフトが立ち上がらない現象が起こることがわかっています。
この場合の対処方法は、「付録 ソフトが起動しないときの対応」に詳しく説明をしていますので、そちらを見てください。
インストールした申請用総合ソフトが壊れている場合は、当然立ち上がりません。滅多にないことでしょうが、このときは申請用総合ソフトをアンインストールして、再度インストールし直すほかはありません。
このとき、データが壊れていなければ、申請用総合ソフトをインストールし直した後、「ファイルパスの設定」を使ってそのまま以前のデータを使うことができます。
もしデータが壊れている場合には、バックアップファイルさえチャンと外部ストレージに保存されていれば、申請用総合ソフトをインストールし直した後、「復元の機能」を使ってデータを元通りに戻すことができます。
これが、ここでのテーマです。
申請用総合ソフトのデータフォルダの中には、「SYSTEM」というフォルダと、その他の4つのフォルダがあります。試してみたところ、「SYSTEM」フォルダが壊れてしまったら、その他のフォルダが壊れていてなくても、申請用総合ソフトは立ち上がりません。
これから、このときの対処方法を説明します。
「SYSTEM」フォルダが壊れたことが原因で申請用総合ソフトが立ち上がらないときは、どういうメッセージが出るのでしょうか。
もし「SYSTEM」フォルダが壊れていたら、申請用総合ソフトのアイコンをクリックしたときに、
次のメッセージが出ます。
もちろん、この後申請用総合ソフトは立ち上がりません。
このメッセージが出たときは、バックアップファイルを使って、データフォルダのデータを手動で戻すほかありません。
データフォルダをいじることになりますが、どうせこのままなら補正もできない状態です。ダメもとでやってみましょう。
前にも書いたとおり、もしもこの方法で復元ができなくても、バックアップファイルさえチャンと外部ストレージに保存されていれば、申請用総合ソフトをインストールし直すという方法が残っていますので、安心してやってください。
では、やってみましょう。
ディスクトップに作った[online_data へのショートカット]をダブルクリックします。
バックアップファイルを保存したフォルダ(ここでは、「online_data」フォルダ)の中身が表示されますので、
バックアップファイル(ここでは、「buckup.zip」)をダブルクリックします。
そうすると、バックアップファイルの中身が表示されます。
ここに表示されたデータは、バックアップされたデータですから、壊れていません。それで、このデータをデータフォルダに直接上書きコピーすることで、データを復元することができます。
続けて、やってみましょう。
まず、この中にある「ShinseiyoSogoSoft.lock」というファイルを削除します。
これがあると、せっかくデータを復元しても、申請用総合ソフトが立ち上がらないためです。
「ShinseiyoSogoSoft.lock」ファイルの上で右クリックをして、
コンテキストメニュ−から、[削除]をクリックします。
次の確認画面が出ますので、[OK]をクリックすると、
「ShinseiyoSogoSoft.lock」ファイルは削除されます。
次に、バックアップファイルの中のデータファイルを、壊れたデータフォルダに上書きコピーをします。
[編集]をクリックし、[すべて選択]をクリックして、
すべてのファイルが青く反転したら、
どのファイルでもいいですので右クリックして、コンテキストメニュ−から、[コピー]をクリックします。
青色に反転した画面に戻りますので、左上の[戻る]をクリックします。
バックアップファイルを保存したフォルダ(ここでは、「online_data」フォルダ)の画面に戻りますので、
「ShinseiyoSogoSoft.」フォルダで右クリックをして、
コンテキストメニュ−から、[貼り付け]をクリックします。
次の確認画面が出ますので、[すべて上書き]をクリックすると、
データがすべて上書きコピーされ、
元の画面に戻ります。
これで、データは復元されたはずです。
申請用総合ソフトのアイコンをダブルクリックして、ソフトを立ち上げてみます。
「ログイン」画面が出て、
申請用総合ソフトが立ち上がります。
確認のために、先ほどの受付が完了している申請書を表示してみましょう。
申請書の1つをクリックします。
青色に反転したら、ダブルクリックします。
インターネットエクスプローラが立ち上がって、申請書の内容が表示されれば、復元は成功です。
「処理状況表示」画面に戻り、タスクバーを見てみましょう。
[編集]や[再利用]のボタンが濃くなっていることがわかります。
なお、この方法でも立ち上がらなかったときは、他に原因があります。
そのときは、、潔く申請用総合ソフトをインストールし直した方がいいでしょう。
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