17.登記識別情報の受領方法

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さて、登記が完了すればメールでその旨が知らされ、申請書総合ソフトに登記完了証が送信されます。

では、登記識別情報はどのようにすれば受領できるでしょうか。


場合に分けて、説明をしましょう。

(1)登記所での交付の場合

申請の際に「登記所での交付を希望する」を選んだときは、登記所へ出向き、直接紙の登記識別情報通知書を受領します。

折角調査士報告方式で申請したのに、わざわざ登記所に出向くのは面倒くさいですね。

しかし、後々のこと(融資の実行や売買の決済の際に司法書士が本物の登記識別情報通知書であることを確認するときのこと)を考えると、ワタシはオンラインで受け取ったものを印刷したものより、紙の登記識別情報通知書を受領して申請人に渡した方が、のちのち申請人に喜ばれるのではないかと思います。


(2)オンラインによる通知の場合

申請の際に「オンラインによる通知を希望する」を選択したときは、登記完了後に、改めて「取得者特定ファイル」を送付する必要があります。

「12.登記識別情報に関する入力」の最後のところで説明しましたように、もし送らないと登記所から催促の電話がかかってきますので、電話がある前に準備をしましょう。

作業は簡単ですが、ワタシはまだ経験がありませんので、これ以後の記事は

  「多分、こうだろう」

と、実際にやった人の話を聞いて、ワタシが勝手に推測した内容です。

実際に体験された方で、もし以下の記事に間違いがあれば教えてください。

では、始めましょう。

1.「登記識別情報通知ダウンロード様式」の作成

登記が終了したら、改めて申請用総合ソフトを起動し、


[申請書作成]をクリックして、


「申請様式一覧選択」画面を開きます。


「不動産登記申請書」をクリックし、


出てきた一覧の中から、


「登記識別情報通知ダウンロード様式」を選びます。


「登記識別情報通知ダウンロード様式」という様式が出てきますので、


適当に名前を付けて、件名を入力します。


次に、「処理状況表示」画面に表示してあるこの事件の申請番号をコピーし、


「申請番号」の枠に貼り付けます。


申請番号は手入力しても構いませんが、入力する数字を間違えないようにしてください。

申請人を入力し、[登録事項転記]をクリックして代理人を入力します。


すべての入力が済んだら、右上の[完了]をクリックすると、


次の画面が出てきますので、[はい]をクリック。


次の画面で、[OK]をクリックすると、


もとの「処理状況表示」画面に戻ります。


2.「取得者特定ファイル」の添付

次に、取得者特定ファイルを添付する作業をします。

今作った「登記識別情報通知ダウンロード様式」をクリックし、


[ファイル添付]をクリックすると、


「添付ファイル一覧」画面が出てきますので、


登記識別情報関係様式追加]をクリックします。


「登記識別情報関係様式の選択」という画面が出てきますので、


「12.登記識別情報に関する入力」で作った取得者特定ファイルが選択されていることを確認して、


[選択]をクリックすると、


「添付ファイル一覧」画面に戻ります。


取得者特定ファイルが選択されていることを確認して、


[保存]をクリックすると、


もとの画面に戻ります。


「添付ファイル一覧」画面に取得者特定ファイルが表示されていることを確認して、


「登記識別情報通知ダウンロード様式」の作成は終わりです。

3.署名付与、送信、それ以後

この後は、登記申請の時と同様に、申請情報に電子署名をして送信し、登記識別情報が返信されてくるのを待ちます。

登記識別情報が送信されたら、自分で設定したパスワードを入力して、ダウンロードをします。

その後印刷し、登記識別情報の部分に目隠しシールを貼って、申請人に渡します。

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