あけましておめでとうございます (2023.1.9)


昨年もまた、コロナで明けコロナで暮れた一年でしたが、皆さん無事乗り越えられたでしょうか。


ワタシは、28年間務めた熊本家庭裁判所の調停委員を昨年秋に退任し、2年目に入った益城町の14地図作成にも少し慣れて、どうにか無事に一年を過ごすことができました。

ということで、そのお礼も兼ねて阿蘇神社に家内と初詣に出かけました。


阿蘇神社では、熊本地震で倒壊した桜門は昨年棟上げが終わり、今年末には完成予定だそうです。


暖かな晴れの休日とあって、多くの参拝客で賑わっていました。


例年のごとく家内のお賽銭でお参りし、昨年のお礼と世界平和をお祈りしたあと、熊本地震で崩れ落ちた阿蘇大橋を訪れました。

熊本地震の一週間前に、いつもは通ることのないこの阿蘇大橋を、遠回りして渡って益城町に向かったのも、何か不思議な縁としか思えません。


新しく架けられた新阿蘇大橋を渡って、小春日和の中を久しぶりにゆったりした気持ちで南阿蘇村を走ったあと、益城町の堂園地区にある亀裂の長さが2mを超える断層跡も訪れてみました。

地震直後に見たときは、大地が割れ、あぜが大きくずれたその傷跡に地震のものすごさと怖さを感じたものでした。

そのあぜもきれいに整地され、今は天然記念物となっています。


案内板がなければ、単に面白い形のあぜで終わってしまうような、そんなのどかな風景です。



ワタシは、今年もまた益城町の14地図作成に関わる一年となりそうです。

今年の区域は、震源に近く、地震直後に訪れたときには、倒壊した家屋があちこちに見られた場所です。

これまでとは少し違う困難さが出てくるかもしれません。

老体にムチ打って、仲間の足を引っ張らないように付いていきたいと思います。


皆さんにとっても、どうぞよい年でありますよう、お祈りいたします。

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