電子署名ができん 対処方法1 (2016.3.13)


このホームページを、昔(とはいっても、2007年以降)からご覧いただいている方の中には、「あなたのパソコンでオンライン申請ができるようになるための講座」で解説した「復元ポイントの作成とシステムの復元(副題 間違ごうたときのために、おまじないばしとこ。)」について記憶されている方もあると思います。

今回の「電子署名ができなくなった」事件で、より簡単に対処する方法としては、「電子署名ができていたところまでシステムを復元する」のが、一番手っ取り早いと思います。

「電子署名ができなくなった」のが数日前の3月9日ですから、今すぐ対応すれば、他のアプリケーションにもほとんど影響を及ぼすことなく、元に戻せるはずです。

特にパソコンにあまり慣れていない方にとっては、法務省が示した方法−−削除の対象となっている更新プログラムを探して、削除する作業−−は、万が一間違ってパソコンが動かなくなったらどうしようという心配が先に立ち、あまりやりたくないのではないかと思います。(もっとも、更新プログラムを削除してパソコンが動かなくなることはまず無いとは思いますが・・・)

それに比べ、システムの復元は割とポピュラーな作業ですので、敷居があまり高くなく、安心してできます。

と、能書きはこれくらいにして、早速やってみましょう。

なお、画面はWindows7 です。


○ システムの復元

【重要】システムの復元をする前に、作業中のファイルは全部保存して、作業を終えてください。

「スタート」ボタンをクリックして、スタートメニューの右側にある「コンピューター」を右クリックし、出てきたメニューで[プロパティ]をクリックします。


次の画面が出ますので、


左側のメニューから[システムの保護]をクリックします。


「システムのプロパティ」という画面が出ますので、[システムの復元]をクリックします。


「システムの復元」という画面が出ますので、


画面の例のように、「推奨される復元」が表示されているときは、一番下の「別の復元ポイントを選択する」にチェックを入れて、[次へ]をクリックします。


もし、次の画面のように、何も表示されてないときは、


そのまま[次へ]をクリックします。


次の画面が出ますので、


先日のアップデートが表示されていることを確認します。

毎日使っているパソコンなら、この画面のように、「日付と時刻」は「2016/03/09 *.**.**」(「*」はアップデートした時刻なので、パソコンごとに異なる)、説明は「Windows Update」となっているはずです。


もしこの表示が無かったときは、 下の「他の復元ポイントを表示する」にチェックを入れると、全ての復元ポイントが表示されますので、この中から探します。


なお、たまたま3月9日にパソコンを使ってなかった(電源をいれてなかった)ときは、次の3月10日の日付になっているかもしれませんが、説明は「Windows Update」となっているはずです。

このアップデートの表示をクリックして選択し、


[次へ]をクリックします。


「復元ポイントの確認」という画面が出ますので、間違いないことを確認して、[完了]をクリックします。


次の画面が出ますので、[はい]をクリックすると、


画面がシャットダウンされて、システムの復元が始まります。

時間がかかります。

再起動後、さらに復元作業が続き、復元が終わると次の画面が出ます。


これで、アップデート前のパソコンの状態が復元されたはずです。

試しに、申請用総合ソフトを起動して、ダミーの申請書を作り、電子署名をしてみます。


電子署名ができました。


なお、もしこれで電子署名ができないときは、仕方がありませんので、法務省が指示した方法で更新プログラムを削除してください。


このように、システムの復元をすると、電子署名はできるようになります。

しかし、このまま放っておくと、数時間後には自動的にアップデートされて、再び電子署名ができなくなります。

それを防ぐには、更に Windows の自動更新を止める作業が必要です。

引き続き、「電子署名ができん 対処方法2」を見て、作業を続けてください。

このページのトップに戻る