XPばどぎゃんしますか?_その2 (2013.4.10)


2.これからどうしたらいいか

前回の続きです。

では、 Windows XP をメインマシンとして使っている方は、これからどう対応したらいいでしょうか。

答えは、「インターネットに繋いだときに危険度のより少ないOSに切り替える。」です。

具体的には、Windows 7 か、Windows 8 に乗り替えることです。


その方法には2つあります。

一つは、「これらのOSが入ったパソコンを新たに購入する。」です。

もう一つは、「現在使っているパソコンを、 XPからこれらのOSにアップグレードする。」です。


ところで、どちらの場合でも、今使っているXP用のソフトが新しいOSの環境で動くかどうかが、大きな問題になります。

ワタシが実際 Windows 7 を使ってみてわかったことは、業務用の特殊なソフトは別として、32bit の Windows 7 では市販のソフトやフリーソフトはほぼそのまま動きますし、64bit の Windows 7 でもほとんどのソフトが動きます。

それに、 現在使っているXPパソコンを Windows 7 にアップグレードすると、32bit の Windows 7 の場合は2GBのメモリを、64bit の Windows 7 の場合は4GBのメモリを積んでいれば、 Windows 7 で動かす方が、XPで動かす時よりもソフトが軽快に動きます。

このこと一つを取ってみても、XPに見切りをつけて、早めに Windows 7 へ乗り替えるメリットがあります。


では、どうやって乗り替えたらいいか、これから具体的な方法のお話に入りましょう。


3.新しいパソコンを購入する

手っ取り早い方法は、新しいパソコンを購入することです。

XPを買ってから既に6〜7年以上たっている方(特に、ハードディスクの交換やメモリの増設をしていない方)は、この方法がお奨めです。

OS別に購入の仕方を説明しましょう。

(1) Windows 8

Windows 8 の入ったパソコンは、財布を持って、パソコンが売ってあるパソコンショップや量販店に行けばすぐに手に入ります。

ただ、残念ながら、現時点では申請書総合ソフトは Windows 8 で使うことができるかは検証中ですので、購入してもしばらくの間はオンライン申請には使えません。

たぶんしばらくすると対応するようになるでしょうから、対応後に購入するといいでしょう。*1

*1  Windows 8 に対応することが、確認されました。

【お知らせ】 Microsoft Windows 8及びWindows Internet Explorer 10 のご利用について

また、このOSのパソコンは出たばかりですので、まだ不具合がある可能性もあります。SP1(サービスパック1)が出てから購入する方がいいかもしれません。

いずれにせよ、乗り替えるのが Windows 8 なら、急いで購入する必要はありません。 

(2) Windows 7

Windows 7 が入ったパソコンは、既に申請用総合ソフトが対応しており、また出てから3年以上たっているOSで不具合が取り除かれ動作が安定していますので、お奨めです。

今では、パソコンショップや量販店で手に入れることはほとんど不可能ですが、DELL(デル)やHP(ヒューレットパッカード)などのメーカーでは、今でも通販で販売しています。

Windows 7 が入ったパソコンは、次のサイトから購入できます。

     DELL公式ホームページ

DELLのサイトに入ったら、「ノートパソコン」や「ディスクトップ・一体型」をクリックし、出てきた画面左の「OS」で「Windows 7」にチェックを入れます。

     HP公式ホームページ

HPでは、Windows 7 が選べる機種は限られているようです。*2

*2  電話での注文になるようです。

ワタシはこれまで何台かパソコンを通販で買っていますが、届くときまでの数日の「待ち」がワクワクして楽しいものです。


4.7と8、どちらを購入するか

では、 Windows 7 と Windows 8 のどっちを買ったらいいでしょうか。

司法書士専業の方と、調査士専業あるいは調査士と司法書士の兼業の方では、お奨めのOSが少し違います。

(1) 司法書士専業の方

司法書士専業の方は、今のうちに Windows 7 を購入するか、申請用総合ソフトが Windows 8 に対応するのを待って Windows 8 を購入するかのいずれでも構いません。

今後のサポート期間の長さは Windows 7 よりも Windows 8 が3年長いので、これも選択の場合の一つの要素にはなるでしょう。

Windows 8・7・Vista・XP・Home Serverのサポート期間まとめ

もっとも、 Windows 7 のサポート期間の終わる7年後には、今度購入するパソコン自体が寿命ということも考えられますので、 Windows 7 と Windows 8 のどちらを選んでもあまり差は無いでしょう。

なお、ワタシは Windows 8 を使ったことがないので他の方の評判を鵜呑みにして言うのですが、操作性は Windows 8 よりは Windows 7 の方が格段にXPに近いようです。ワタシもメインマシンはXPから乗り替えて Windows 7 を使っていますが、さほど違和感を感じません。

また、Windows 8 は操作性が悪いので、特に仕事に使うのなら Windows 7 の方がいいという書き込みが、ネットでも見られるのも事実です。*3

*3  Windows 8 の使い勝手がよくなるメニューソフトがあります。詳しくは「XPばどぎゃんしますか?_ Windows 8 編」を喚んでください。

余談ですが、現在販売されている多くの Windows 8 のパソコンは、 Windows 7 で使っていたモニターやノートパソコンのパネルが使われており、タッチパネルではありませんので、画面をいくら指で触っても何も起こりません。

量販店に行って何台かのパソコンの画面を触ってみましたが、どれ一つとしてソフトが起動するものはありませんでした。

こういう機能を、宝の持ち腐れというのでしょう。

(2) 調査士の方や調査士兼業の方

調査士業務では、オンライン申請をするときに、「電子署名プラグインソフト(SignedPDF)」や「XML署名ツール」などを使います。

しかし、日調連が提供するこれらソフトはまだ Windows 8 には対応していません。

Windows 8 のパソコンの売れ行きがこのまま低調だと、もしかしたら Windows Vista のときようにずっと未対応のままかもしれません。

ですから、調査士の業務をされる方にとって、 Windows 8 の選択肢はあまりないのかなと思います。

調査士の方や調査士兼業の方は、今のうちに Windows7 のパソコンを購入するするのがお奨めです。

(3) XPでしか動かないソフトがある場合

旧バージョンの測量ソフトやCADソフトなど調査士業務関連のソフトに多いと思いますが、XPでしか動かないソフトがあります。

これらのソフトへの対応ですが、新しいパソコンを購入したときは、普段の業務は新たに購入したパソコンをメインマシンとして使い、XPでしか動かないソフトは今使っているパソコンをスタンドアロン(インターネットに繋がないで状態)で動かすことで対応できます。

サポート期間が終了して危険度が増すというのは、あくまでもインターネットに繋いだ場合ということですので、スタンドアロンで使う分には、今後もXPは十分に戦力になります。ただし、USBメモリなどの外部ストレージの取り扱いには十分気をつけて、外部からのマルウエアなどの進入を防ぐ必要があります。

なお、2つのパソコンを使い分けるこのやり方では、データのやり取りをUSBメモリなどを使ってする必要があります。

ところで、 Windows 7 には、「XPモード」というXPでしか動かないソフトを動かすことができるモードがあります。

このモードを使うと、 Windows 7 を立ち上げたまま、その上でXPのソフトを動かすことができますし、同じパソコン内で Windows 7 のソフトとデータのやり取りができますので、とても便利です。

ただし、この機能は、 Windows 7 Home Premium には付いておらず、 Windows 7 Proffsional 以上のバージョンしか対応していません。

XPモードが必要な方は Windows 7 Proffsional 版を購入してください。DELLの場合、製品紹介の下の方にある「カスタマイズ>」というボタンをクリックするとこのバージョンのOSが選択できます。


以上、新しいパソコンを購入して、乗り切る方法をお話ししました。


では、新しくパソコンを買いたいが金はないし・・・というワタシの境遇に似た方や、XPを買ってまだ4年しかたっていないのに・・・とか、ハードディスクも替えたばかりだからもったいないよ・・・という堅実な方は、どうしたらいいか。

この先は次回ということで・・・。

つづく

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